2002年度 社団法人遠野青年会議所
理事長所信
第32代理事長 金田一 文隆
はじめに
会員数の減少は全国的な問題になっています。会議所を構成する年齢層が減少してきているのも一因と考えられます。私達の子供達の代を考えた時、私の住む地区に目を向けてみると、子供の数は年々減少傾向にあり、特に小学校の2、3年生には児童がいません。この現実を踏まえ遠野郷の未来を子供たちに託すには、託せる遠野郷にするには、ということを考え、今年一年活動していきたいと思います。
地域に根ざしたJC
市民に認知されるJCに向けて色々な活動をしてきましたが、今年は、各会員の地域活動への積極的参加を主軸にしていきます。さまざまな地域活動があると思います。
町内会、PTA、郷土芸能保存会等、それらの活動に参加し地域の人たちとコミュニケーションを取り、その中で青年会議所のメンバー全員が広報担当で、会員開発担当という気持ちで、会議所をアピールし一人でも多くの賛同者、理解者を得ていけば、その中からまた新たなメンバーが誕生してくるのではないでしょうか。
少なくとも、同じ地区の同年代の方々に、会議所が取り組んでいる事業を知ってもらう事、その事が市民に認知されるJCへの第一歩と考えます。
地域の先生を実践
いくら街づくりを叫んでみても、町を構成する人が居なければ元気な街は作れません。
次代を担う子供たちに、遠野郷のよさを伝え託していかなければならないと考えます。しかしながら私たちが知っている遠野郷のすばらしいところはホンの一部に過ぎないのではないでしょうか。平成6年『夢宝探し』で多くの地域の良さを、再確認しました。そして今年は地域の人材に目を向けていこうと考え、その一つを地域の先生の実践という形で進めて行きたいと思います。子供たちが大きくなった時、いつもの先生以外の授業、それが遠野の地元の人で、とても印象に残っている授業。ましてやそれが人生の岐路に立ったとき、遠野での生活を選ぶ要素の一つにでもなれば大変素晴らしい事ではないでしょうか、そんな地域の先生を願って進めて行きたいと思います。
広葉樹の森構想の検証
平成5年から始まった広葉樹の森構想、私が初めて携わった事業でした。豊かな水源地確保の観点から問題提起し、植樹を始めました。子供たちと一緒に、水にこだわり早池峰のふもと又一の滝自然観察会、その又一の滝から流れ出る水に親しむ、子供会リーダーキャンプでの川下り、その間にも、色々な植樹をしてきました。あれから10年色々な形で推し進められてきたこの事業ですが、今までの流れと成果、今後の課題などを検討推進してみたいと思います。
IT活用の推進
インターネットと言う新しい道具に触れて、その使い方を学びその使い方が分かってきた頃だと考えます。車で言えば、自動車という道具を知りその使い方を自動車学校で学び免許を手にした頃ではないかと考えます。これからどんな車を運転するのか乗用車なのかトラックなのか、はたまたペーパードライバーで終わってしまうのか、これからが遠野青年会議所のITの運営の価値を問われる時と考えます。今年は更なる充実と、新たな活用方法を推進していきます。
最後に
今年の会頭の所信に混沌という言葉があり、まさにそのとおりの時代だと思います。
私達は、その中で現状を把握し出来る事を、出来る限りやっていこうと思います。一つの事が成し遂げられれば、また次の一つが見えてくるでしょう、その一つ一つを諦める事無く確実に進めて行く事で、明日の遠野郷につなげて行きたいと思います。