地域ビジョン策定委員会担当
事業名 2月例会 「過去の事業検証と今後の事業策定」
日時 平成16年 2月 18日(水) 19時00分 開始
場所 遠野商工会会議室







この日は、青年3団体交流会が盛岡のグランドホテルであり、当ロムから4名もそちらのほうへ出席する事になり、大変少ない人数での例会開催となってしまいました。
最初に小井口先輩から「和山フェスティバル」と「ロマン銀河鉄道」についてお話をうかがいました。
「和山フェスティバル」は釜石青年会議所が新日鉄釜石の業務縮小に伴い、釜石の町が衰退することを懸念し、町を活気づける為に釜石にある和山高原を使って町おこしをやろうと立ち上げた事業で、それに遠野JCも共同で事業を行ったということで、遠野JC以外にも農協青年部や各種団体にも協力を要請して行った事業だそうです。
「ロマン銀河鉄道」のきっかけは、何かの席で‘湯の町 花巻’‘民話の里 遠野’
‘鉄と海の町 釜石’の3つの拠点を結ぶイベントを3つの青年会議所が合同で事業を行うことによって地域づくりにつなげたいという思いから始まったイベントという事でした。この事業に関する反響は大きく、遠く京都からも銀河鉄道に乗る為わざわざ来たという人もあったそうです。このイベントはその後の青年会議所の会員拡大に大きくつながり、こういった対外的事業のおかげで大変勧誘しやすかったそうです。
最後に小井口先輩は、同じ事業を何年も続けてしまうと、目的と手段が逆になり、目的を見失ったまま、惰性で事業が続けられてしまうおそれがあることを教えていただきました。
次に多田先輩から「夢・宝さがし」について話して頂きました。
発想の原点は「遠野物語だけが遠野ではない、遠野物語以外の遠野の魅力を発見しよう」という考え方からだそうです。そこで地域の事をよく知っているお年寄りを中心に、地域の情報収集をし、その情報は何と300以上にもなったそうです。
特にお年寄りと若い世代は普段会議をする機会もなく、こういった地域の話はこちらから聞き出さないと話をしてもらう事もないままだったみたいです。お年寄りはこういう昔の話をしたくても、話す相手がいないという大変もったいない状況にあり、昔の話を聞く耳を持つ人がいなければ、地域の宝は埋もれたままになってしまうところでした。それをこの「夢・宝さがし」の事業によってスポットをあてる事ができ、その集めた情報の中からさらに選別し、観光資源につながるものを主にまとめたそうです。
次は大里先輩の「広葉樹の森構想」です。大里先輩がJCに入った年は丁度「ロマン銀河鉄道」の最後の年で、大きな事業が終わったあとに‘ポスト銀鉄’として行った事業でした。遠野の水源でもある琴畑牧場は、肉牛を増やし、農家の所得を上げる事を目的に、国有林を借りて開発していました。しかし平成元年以降は、大部分が利用されずに荒れた状態になっていました。その荒れた所に木を植え、水源の森として育て、国に返す目的の為に行われた事業です。
事業を始めるにあたり、青森へ植樹祭の視察のために行ったそうです。その流れに繋げる為の事業として、「森の絵コンクール」「町づくりシンポジウム」等も行い、平成6年からは「どんぐりの森」事業として、どんぐり農園の開設、親子自然観察会、どんぐり文庫の設置などを行ったそうです。
そして大里先輩からは「事業を興すときは5年、10年先を見据える」という言葉を頂きました。
最後に萩野先輩から「フロンティアスクール」のお話を頂きました。
まずは、至った経緯から話をして頂きましたが、話の中心は「いかに事業を進めていくか」ということで、事業を興すにあたって心がけたことは
◎ 「事業は担当者一人だけでやるのではない」という事で担当者は事業のイメージを持ってそれを周りに伝えて、相手にやる気を起こさせる事によって、ともに事業を進めていく。
◎ 相手の立場に立って考えること。
JCは異業種の集まりなので業種や個人によって立場は様々である。そこをよく理解したうえで行動する。
という2つの事徳に心がけて行ったそうです。その他、事業を進めていく上で大事なツボを色々と教えていただきました。
先輩方から貴重なお話を頂き、とても勉強になった例会でした。
出席者
菊池公明・安部吉弥・小松喜寛・小原ひさよ・藤原純智・松田和重・石懸浩・豊田純一郎・熊谷義弘・林健治・堀内誠
オブザーバー 富田(遠野グルーラム)