良心に任せるシステム
By toyota | 2007/10/22 | Category: 豊田理事長Blog | 閲覧数(135 )
普通の日記だけ書いたのでは、自分のプライド的なアレが許さないので、和文さんとの話に絡んで考えていたことを。
自分は林業に関わっているが、山の仕事は非常に大変だ。傾斜の厳しい山に行き、木を伐ってその場で長さを揃えて、トラックに積んで降ろしてくる。その割には原木の値段は安いので、あまり積極的にやろうとする人はあんまりいない。
このまま行くと先細りするのは目に見えて明らかなので、じゃあどうするべきかというところで、環境は大事だというのを理解してもらい、仕事に見合ったお金をエンドユーザーに払ってもらうべきではというのが自分の考えで、そういった仕事はいっそ国が一括でしてしまえというのが和文さんの考え。ここから、資本主義が悪いとかいう展開になり、仕事がうまくいかないことを責任転嫁してました。
そこでふと思い出したのが医療の問題で、お医者さんは十分な報酬を得ているのに関わらず、医者の不足という問題が出ている。医者はなるのが難しいからしょうがないかもしれないが、不足しているところではだいぶ無理して働いているようで、いくら給料が高くてもやってられんよといった状況になっているようで、つまり、正当な対価を得てもやりたくないという状況が生まれている気がする。
そういうときに、離島にわざわざ行って一人でがんばっているお医者さんの記事とかを見るが、結局、すごい大事な問題を、個人の良心に頼っているのが正しいのかどうかと思う。いつだか新聞の記事でよんだのは、確か世界の人口白書で、過疎地が増えているけれど、これからは集落の集約化を進めるべき的なことが書いてあった気がするが、まあ、そりゃそうだが、それを言ってしまうのはすごいなと思った。住むのが大変なら住まなきゃいいじゃんなんていうマリーアントワネット的なことはちょっと言いにくい。
医療にしても教育にしても、どこにいても平等に受けられるというわけではないので、なんか、こう、根本的に素晴らしいシステムを誰かが思いつかないと、地域の格差は広がるし、うちの仕事はいつまでたっても儲からないのではないかしらという、投げっぱなしな酷いオチ。
