近現代史のその後
By toyota | 2007/6/28 | Category: 豊田理事長Blog | 閲覧数(177 )
3月例会で取り上げたアニメ「誇り」が大変そうになっている。メールマガジンによると、文部省との委託契約は結ばないことになったそうだ。
まあ、今回の件に関しては、日本JCの進め方がまずかったんじゃないかと感じている。「確かな歴史を子供達に教える」と言ってあのアニメを見せれば、あの内容が確かな歴史なのかと疑われるのもしょうがない。自分も最初見たときにはこれをそのまま子供達に見せるのには抵抗があった。遠野青年会議所は人数が少ないとはいえ、これまで先輩たちが積み上げてきた実績があり、少なからずまちづくりの組織として周りから認識されている。そういった多少影響力のある団体が、その内容を検証することなく、子供達に「誇り」を見せてこれが確かな歴史だといっていいものかという疑問があった。
まあ、実際には3月例会での小瀬川学君の話を聞いて、そういった歴史観の押し付けではなく、近現代史を再考するきっかけを与えたいという考えを聞いて納得したのだが、日本JCがすすめるようなまずアニメありきのやり方だと再考のきっかけになるとは考えにくい。
近現代史の問題は非常に扱いが難しい。日本を守ろうとして死んでいった人がいる。その人達に感謝する。その人達を靖国神社で奉っている。だから靖国神社に行く。そこにはA級戦犯の人達もいる。戦犯を拝んでもいいのか?しかし、その裁判のやり方にも問題があったのでは。と、どんどん難しい問題になっていき、どちらが正しいのか判断が難しくなる。
そうしたときに、どちらが正しい(という言い方があっているのかも迷うが)のかをもう一度考えてみようというのは大事なことだし、そういった意味で近現代検証委員会の取り組みは評価すべきだと思う。そう考えたときに「誇り」がああいった形で取り上げられてしまい、本質から離れてしまっているのは非常に残念だ。
